家族との絆を胸に、
WimaXで
新たな挑戦
WinmaX
R.Nさん
WimaXで
新たな挑戦
祖父も働いていたエムケーカシヤマ
お生まれはどちらですか?
生まれも育ちも佐久です。子どものころから車が好きで、中学生のころには将来、車関係の仕事に就きたいと思っていました。父の趣味が車だったので、私が車好きになったのは、その影響が大きいですね。ただ、父は機械を触るほうが好きで、私はどちらかといえば乗るほうが好きです。父とはいまでも車の話ばかりですね。仲は良くて、このあいだも一緒に車のイベントに行ってきました。高校卒業後、車に一番近い仕事は何だろうと考えて整備士を志し、自動車専門学校へ進学。卒業後にディーラーの整備士として3年ほど働きました。
そこから、どのようにしてWinmaXに転職されたのですか?
整備士の仕事をしているとき、あまり自分がステップアップしている実感がなくて、少しずつ転職を考えるようになっていたんです。整備士になる前は、レーシングドライバーへの憧れもあったんですが、それは現実問題として難しいですし、この先どうしようかなと迷っているときに、エムケーカシヤマの創夢部で働いている高校時代からの友人と久々に会う機会があって、「エムケーカシヤマの競技用に特化したブランドであるWinmaXの営業で働いてみないか」と声をかけてもらったんです。ちょうど子どもが生まれるという時期だったので少し迷いましたが、妻もその方と昔からの友人で、応援してくれたので転職を決意しました。
それ以前から、WinmaXとは意外なご縁があったそうですね。
転職するときはそんなに意識していなかったんですが、じつは父方の祖父がエムケーカシヤマで働いていたんですよ。祖父は私が小学1年生ごろに亡くなっているので、詳しくは知らなかったんですが、祖母に聞いたら、エムケーカシヤマが樫山プレスという社名だったころからの社員だったようです。インドネシア工場の立ち上げにも関わっていて、海外出張にも行っていたり、WinmaXにも関わっていたりした、と。WinmaXに入ってから、会社の古い写真を見る機会があったんですが、それにも祖父は写っていましたね。
憧れのレーサーと車の話をできる喜び
転職されてみて、仕事内容の変化はどうでしたか?
整備士のときより仕事内容が多岐にわたっているうえ、ルーチンではない仕事も多いので、毎日新しいことがあって楽しいですね。基本的な1日の業務は、朝9時に出社して、午前中はメールのチェックと返信、注文の対応、電話対応、出荷の準備などです。午後は2時ぐらいまで出荷作業をして、そこから注文対応をしたり、週末のイベントに向けての準備をしたりします。週末は全国各地の車関係のイベントに出展することが多いんですが、そこでテント立てて、ポップを並べたり、その場でユーザーさんと話をしたり、グッズの販売をしたりするのも私の仕事です。先日は富士スピードウェイのイベントに出展しましたし、直近では京都で個人の方が主催するスイフトスポーツという車種だけが集まるイベントにも出展します。さらに、2024年はWinmaX主催の走行会のイベントも2回、開催しました。
最近はとくにイベントへの出展が増えているようですね。
そうですね。主催者の方から「出展してみないか」と声をかけていただくことが増えていますね。それだけ、WinmaXの認知度が高くなっているのだと思います。そうした数多くの車関係のイベントのなかでも、私が個人的に一番思い入れがあるのは、幕張で年始に開かれる東京オートサロンです。WinmaXも2019年から出展しているのですが、イベント規模が大きいので、半年前くらいから準備がはじまります。どういうブースにするか施工会社さんと打ち合わせをしたり、展示するパネルをデザイナーさんと相談したり、自分たちで展示物を作ったり、高校の文化祭みたいなイメージです(笑)。
ほかに、WinmaXで働いていてうれしかったことなどは
ありますか?
レース関係者の方と、仕事で車関係の話ができることですね。昔から憧れていたレーサーと話すこともあり、小さなころの自分に自慢したい気分です(笑)。レーサーごとに材質の好みが細かく違うので、よく話を聞いて、それに合わせて設定を変えて納品するのも、私の業務です。整備士だったときは裏方なので、あまりお客さまと直接話をする機会がなかったんですが、レース関係の方だけでなく、イベントなどでお客さまと車の話ができるのは本当に楽しいです。そのうえ、ブレーキパッドやタイヤを交換したりと、これまでの経験も活かせるので、とても満足しています。
WinmaXで働いて感じる、会社の一番の魅力は
なんでしょうか?
「こういうことがやりたい」と言ったとき、基本的には否定されないことです。私から「今度、こういうイベントに出展しましょう!」と提案することも多いのですが、頭ごなしに否定されたことは一度もありません。昔から私は「好奇心が強い」とか「冒険者気質だね」と周囲に言われることが多くて、自分でもそうだなと感じているんですが、そういう自分にWinmaXのベンチャー企業的な雰囲気はとても合っていますね。
社内における子育てのしやすさと佐久の魅力
現在、プライベートのほうはいかがですか?
1歳の娘がいて、妻も働いているので、育児は大変ですね。私はイベントなどで週末いないことも多いですし。ただ、エムケーカシヤマでは振替休日をきっちり取得できますし、育休制度もしっかりしています。それに、たとえ育休を取らなくても、保育園から急に「迎えに来てください」といった連絡があったとき、有給の時間取得制度がありますから、気兼ねなく行ける職場なのは助かっています。子どものいる社員も多いので、困った時はお互い助け合おうという意識がみんなにあります。娘はまだ歩けるか歩けないかくらいですが、もう少ししたら公園に連れて行ったりとかできるようになるのが楽しみです。ちなみに、娘が産まれたのは私がWinmaXに入社するちょうど1週間前だったんです。そんなバタバタしている時期に、妻が転職を認めてくれたのは感謝しています。
ご趣味はなんですか?
やはり、車ですね。旧車というほどではないですが、現在、平成8年式のトヨタのマークⅡという車に乗っています。古い車は、最新の車よりも維持費などがかかりますが、自分好みにいじったりもできるのが魅力です。あと、同じ車種に乗っている人が少ないので、その車種のオーナー同士で集まって、自分の好きなポイントを話し合ったり、知識を交換したりできるのも楽しいですね。トヨタ・マークⅡは、30年くらい前と自分より少し年上の車なので、40代、50代のオーナーが多い。そういった年上の方と、世代を超えて交流できるのも貴重な経験になります。
プライベートでの将来の夢などはありますか?
佐久に家を建てるという目標があります。ガレージと庭のある家を建てて、好きなことをやりたいです。ガレージで車をいじったり、同じ趣味の人で集まって、庭でバーベキューをやりながら、次のカスタムの相談をしたり、車を眺めながら話をしたり、そういう生活へのあこがれがありますね。あるイベントで、私が中学生ぐらいのときに好きだった車に乗っている年配の方と仲良くなって、その方のご自宅にお邪魔したことがあるんですが、まさにそういう生活をしていて、車好きにとって最高の生き方だなと改めて感じました。だから、それを実現するのがいま一番の目標です。
佐久の魅力はどういうところでしょうか?
まず挙げられるのは、自然災害が少ないことですね。そのうえで、東京ほど人混みが多いわけではないけど、そこまで不便ではない。混雑具合も、便利さも、私にはちょうどよく感じられます。冒頭でもお話ししたように、佐久生まれの佐久育ちで、佐久の会社で働いていて、佐久に家を建てる目標がある(笑)。これからもずっと、家族と佐久で暮らしていくつもりです。
「WinmaX=かっこいいブランド」を目指して
WinmaXの社員としての目標はありますか?
WinmaXのブレーキシステムが、日本で広く認知され、最も信頼されるブランドを目指したいですね。それと、WinmaXはレース業界の人にはよく知られているんですけれど、まだ一般ユーザーからの認知度が低いという認識はあります。なので、一般ユーザーにも「WinmaX=かっこいいブランド」と思ってもらえるようにしていきたいですね。そういう意味で、イベントのブースなども、とにかく「かっこよさ」を意識して、一般の方が「あそこの車かっこいいな、どこのメーカーだろう?」ってなるようにしていきたい。それで、WinmaXのパーツをつけたいと感じてもらえたらうれしいですね。最近、WinmaXの「中の人」のX(旧Twitter)アカウントができたんですが、その「中の人」、じつは私です(笑)。そうした発信を積極的にすることで、もっとWinmaXのことを知っていただき、一般ユーザーとの距離を縮められたらと考えています。
最後に、今後どういった若者に会社に
入ってきてほしいですか?
車が好きで、新しいことが好きな人ですね。あと、人とコミュニケーションをするのが好きで、探究心がある人。そういう人でしたら、現時点では、とくに専門知識などはなくても、WinmaXで楽しく仕事をしていけると思いますよ。